京都市立芸術大学
美術学部
2022年度
オープンキャンパス
総合芸術学科
総合芸術学専攻
芸術学研究室
総合芸術学専攻の2022年度オープンキャンパスオンライン特設サイトです。
ライブ配信企画として「各研究室のオープンゼミ」と「現役学生による対談」の配信を行います。
※サイト右上のボタンからライブ配信をご覧ください。配信の様子は後日動画でもご確認いただけます。
General Science of Arts
総合芸術学専攻
芸術の生まれる現場を熟知した
発信力ある研究者・企画者へ
■芸術の理論研究
美術学部の中でも芸術学を専門として取り扱う専攻です。美術史、現代美術、工芸、デザインなどの幅広い分野を対象とした理論研究を行います。
それぞれの研究を通して、対象への知識を深め、自らの考察と新たな知見をもとに外部に広く伝えるプロセスを学びます。
■理論+実技・実践
1年次に他専攻の学生と共に実技授業を受けることができ、制作技法・考え方など芸術が生まれる場所の知見と洞察力を深めます。
また、2年次からは、展覧会の企画や、冊子制作、動画の撮影・編集、web制作といった演習を通して、実践的な企画・情報発信スキルを身につけます。
以下のリンクより、過去に1年次で制作したオープンキャンパス向けパンフレットのデータと、今年度の1回生から受験生へ向けたメッセージをご覧いただけます。
▲編集発信演習
2年次の前期では展覧会企画の研究手法の基礎を学び、後期では京芸の教員のインタビュー動画と冊子の制作を行います。
以下のリンクより、インタビュー動画と冊子のデータをご覧いただけます。
▲企画運営演習 COLORS
卒業生・在学生の選抜展の企画・運営や、アートブックの企画・制作などを行います。
展覧会の企画運営, 2016年「ニューバランスはあらわれた」
以下のリンクより、COLORSが制作した冊子のデータをご覧いただけます。
▲芸術学研究室ウェブ班
「研究室ウェブサイト」と「京都芸大ギャラリーガイド」の2つのサイトを運営しています。「芸研日誌」「展覧会レビュー」などのコンテンツがあり,日々取材と執筆,更新作業に励んでいます。
研究室のマスコット「げいけんちゃん」もチームの一員としてツイッターで活動中。
以下のリンクより、ウェブ班が運営するサイトをご覧いただけます。
■調査・研究
3年次以後(大学院生含む)は、それぞれの興味・専門性に応じたゼミに所属し、卒業・修了論文に向けた具体的な調査・研究にとりくみます。
▲第1ゼミ「芸術の歴史と理論」
西洋、東洋、日本などの美術を美術史学の手法で研究します。
キーワード:
日本美術史、西洋美術史、東洋美術史
https://www.nasjonalmuseet.no/en/collection/object/NG.M.00941
(左)『古美術85 』三彩社 1988年発行 p.83
(右)《木造弥勒菩薩半跏像》広隆寺所蔵, 伊東史朗『日本の美術 第316号 弥勒像』至文堂,1992年発行
▲第2ゼミ「文化と感性の理論」
美学や芸術理論などの観点から芸術作品の分析や作品と概念の関係について研究を行います。
キーワード:
美学、感性学、アーカイブ研究、現代美術研究
ロバート・ステッカー著、森功次訳『分析美学入門』勁草書房, 2013年発行
草間彌生『草間彌生Art Book Hi,Konnichiwa』講談社, 2012年発行, p.100
▲第3ゼミ「芸術と社会」
工芸・デザインなどを中心としながらも芸術領域全般をとりあつかい、制作における社会的な側面にフォーカスした理論研究を行います。
キーワード:
デザイン学、工芸・デザイン史、情報・メディア論、アートマネージメント、美術教育
(左)熊倉純子監修、菊池拓児・長津結一郎編集『アートプロジェクト 芸術と共創する社会』水曜社, 2014年発行
(右)美術手帖8月号『ゲーム×アート』美術出版社, 2020年発行
■卒業論文・修了論文
卒業・修了審査は、論文提出+口頭試問で行われます。学生は研究の集大成として、論文執筆に取り組みます。
以下のリンクより、卒業論文・修了論文の題目と要旨をご覧いただけます。
■学外の活動
学生は、授業や研究以外にも様々な活動に参加しています。
▶SHAKE ART!
SHAKE ART! は、関西の大学生によるアートプロデュースグループです。アート情報フリーペーパー『SHAKE ART!』の発刊、アートフェスティバル「BORDER!」の運営など、美大生のクリエイティブライフにちいさな「きっかけ」や、足がかりとなる何かを作ることを目的に活動しています。
▶伊吹山文化資料館での展示
滋賀県米原市にある伊吹山文化資料館で実技課程の学生の作品の展示を行いました。総芸の学生は企画や運営を担当。作家と話し合いながら構成を決め、展示ポスターやDMを制作したり、展示と絡めたワークショップを行ったりと幅広い活動を経験することができました。
▶信楽汽車土瓶プロジェクト
やきものの町である信楽と強く結びついてきた汽車土瓶。そんな汽車土瓶の歴史を紐解き、未来に繋げていくためのプロジェクトです。総芸の先生と学生もチームの一員として活動しています。昨年度はアーカイブ冊子の制作や、新しい汽車土瓶を考える「Neo汽車土瓶展」を行ないました。
▶京都市芸バーチャル展
京都市芸バーチャル展(京芸V展)は総合芸術学科の学生を中心とした有志の学生によって企画され、50名以上の京芸生が参加したバーチャル展覧会企画です。リアルの代替ではない、ひとつの選択肢としてのバーチャル展を確立することを目的に、まったく新しい形の展覧会を提案しました。
■総芸学生のスナップ
以下の画像のリンクより、総芸学生の日常を写したスナップ写真をご覧いただけます。
Online Open Discussion
オンラインオープンゼミ
2022年 8/7(日)~8/10(水)開催
本年度のオープンキャンパスはオンラインのみとなります。オンラインでは、総合芸術学専攻の3つのゼミでゲストを招いたオープンゼミを開催します。総合芸術学専攻での研究生活、授業、論文執筆、卒業後の進路などについて話をします。
予約不要で、どなたでもご視聴いただけます。右上のnext liveというリンクからライブ配信をご覧ください。配信の様子は後日動画でもご確認いただけます。
■2022年8月7日(日)
13時~14時半
第3ゼミ「総芸の就活事情」
ゲスト:野村翠(2020年度学部卒業)
URL:https://youtu.be/b5jdHny5oSs
在学時はアイノ&アルヴァ・アアルトについての研究をされ、卒業後は「北アルプス国際芸術祭」「瀬戸内国際芸術祭」などアートの現場に従事されている野村翠さん。そんな野村さんに、現役学生が研究・就職・芸術祭でのお仕事などについての率直な質問をぶつけます。
略歴:1998年青森生まれ、東京在住。2021年京都市立芸術大学美術学部総合芸術学科卒業。
在学中は「アイノ&アルヴァ・アアルトについて -デザインからみる両者の関係性-」をテーマに、20世紀のフィンランドを代表する建築家・デザイナーについて研究。
卒業後は株式会社アートフロントギャラリーに就職し、アートの制作・発信の現場に関わる。これまでの取り組みは「北アルプス国際芸術祭2020-2021」(長野)の作品制作および記録集編集協力、「瀬戸内国際芸術祭2022」(香川・岡山)の沙弥島の作品制作など。
趣味は長距離移動といい生活の品を探すこと。
参加者:
菊池季(学部4回生)・大三敏秀(学部3回生)・砂山太一(教員)
■2022年8月8日(月)
13時~14時半
学生対談「総芸茶話会」
URL:https://youtu.be/aVc2Vz-2COA
総合芸術学科の学年の異なる6人が、学科の魅力や、リアルな学生生活についてざっくばらんにお話しします。入試対策や、学生生活の楽しかったこと、学科内の雰囲気など、様々なテーマを取り上げます。ライブ配信ではコメントや質問を受け付けていますので、気になる点について是非ご質問ください!
参加者:
北幸都乃(修士1回生)・嶋友美(学部4回生)・菊池季(学部4回生)・大三敏秀(学部3回生)・吉田琴音(学部3回生)・大城咲和(学部2回生)
■2022年8月9日(火)
13時~14時半
第2ゼミ「アート業界の仕事の魅力」
ゲスト:金島隆弘(博士後期課程在籍)
URL:https://youtu.be/sjqyXRVo19g
東アジアを中心にアートプロジェクトを行われており、現在、京都市立芸術大学大学院の芸術学博士課程に在籍されている、金島隆弘さまをお招きします。アートディレクターの仕事や、現在取り組まれている研究について、またアート業界で働くとはどういうことなのか、といったお話を伺います。
略歴:1977年東京生まれ、京都在住。2002年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了後、ノキア社、株式会社東芝、東京画廊+ BTAP、ART iTなどを経て、2007年に FECを設立。展覧会企画、交流事業のコーディネーション、アーティストの制作支援、東アジアの現代美術の調査研究などを手がける。
2011年よりアートフェア東京エグゼクティブディレクター、2016年よりアート北京アートディレクターを経て、現在は京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程に在籍しながら、2021年よりアートフェアACK (Art Collaboration Kyoto)のプログラムディレクターを務める。
参加者:
谷村無生(修士1回生)・嶋友美(学部4回生)・若野桜子(学部3回生)・加須屋明子(教員)
■2022年8月10日(水)
13時~14時半
第1ゼミ「美術作品が好きでたまらない」
ゲスト:古田理子(2016年度修士卒業)
URL:https://youtu.be/xaGI1SFZ1rY
学生時代に、展覧会企画や芸術資料館での調査活動を行い、現在、高島屋史料館で学芸員をされている古田理子さんをお招きします。学部時代の1ゼミでの研究や、ギャラリー・美術館でのインターン、就職から今に至る仕事内容などを対談形式でお伝えします。
略歴:1991年京都府生まれ。2016年京都市立芸術大学大学修士課程美術研究科芸術学専攻 修了。修士論文では「京都画壇における青年画家の眼 -明治30年代美工卒業作品の画風変遷を中心に-」をテーマに、近代京都画壇について研究。卒業後は、株式会社高島屋に就職。仕事の傍ら、在学中に結成した日本画グループ・景聴園(けいちょうえん)の活動を続ける。
参加者:
北幸都乃(修士1回生)・池上真奈(学部4回生)・孫燮陽(研究留学生)・田島達也(教員)